いたずらさえしなきゃいい子なのに!

多くの飼い主さんがそう思っているかもしれません。
そして、「いけないっ!」と犬を叱るのです。
やってはいけないことを叱って教えるのはとても大変です。

だから、「やっちゃダメ」ではなく「こうするとほめてもらえるんだよ」を教えてあげたいのです。
問題行動のすべてが解消できるわけではありませんが、できるだけそういう教え方をしてあげたいんです。
たとえば、人が大好きで ついうれしくって飛びついちゃうようなワンちゃん。
まったく悪気はないわけで、むしろ「大好きっ!」という好意的な感情なわけですから、それを叱ってやっちゃだめというのは その子の良い部分を否定してると思うのです。
完全に「やっちゃダメ」ではなく、飼い主がちゃんとコントロールできるようになるがテーマです(できれば犬自身がそれがマナーなんだなっ」ってわきまえられると最高です)。
なので、飛びつきとは同時にできない良い動作(オスワリ)を教えるわけです。
たいていのワンちゃんがオスワリは上手にできるのかもしれませんが、そのごほうびはおやつやほめてもらえるということです。
でも、今回のテーマは飛びつきを制御することですから、ごほうびは「飛びついてもいいよっ!」となります。
ごほうびの「飛びついてもいいよ」の最中でも唯一絶対にやってはいけないことがあります。
人に歯を当てる(咬む)ことは許容しないでください。
でも ここでも「イケナイッ」と叱るのではなく、立ち上がるとか遠ざかるなど「いけないことをすると大好きな人はいなくなってしまう。楽しい時間は終わりになってしまう」という罰を与えます。
「大好きな人に飛びついてぺろぺろすること」がごほうびなのですから、それを奪われることが罰として機能します。
言葉で叱ることだけが罰ではないのです。
言葉で叱ることはむしろ犬の興奮度を上げてしまい、状況を悪化させる原因になりかねません。
興奮すると正しい判断もできないし、コントロールも効かなくなることが多いです。
何をしたら次にどうなるのかとか、そういうことを正しく経験させてあげることです。
冷静に考え、正しい判断ができるような環境を作ることで犬に学習をさせましょう。